イタリア・スロベニア出身でショパンコンクールで第二位を獲得した新進気鋭のピアニスト、アレクサンダー・ガジェヴがリストとショパンについてしゃべっています。
英語(日本語字幕付きです。一部演奏もあります。ガジェヴは浜松とシドニーのコンクールの覇者でもあります。
(シンフォニー・サロン@東京、2021年9月6日に収録)
その1は導入部で、リストの作品などヨーロッパの音楽を中心に宗教や文化にまで話が展開します。ガジェヴの芸術に対する関心の広さがうかがわれます。
その2はショパンの前奏曲嬰ハ短調Op. 45について、そしてその3はショパンのバラード第2番Op. 38についてガジェヴがその知見を披露します。
どちらも彼がショパン・コンクールで演奏した曲ですが、彼の楽曲に対する理解の深さそしてその演奏の秘密の一端を垣間見ることのできる内容となっています。
二十代半ばの若いピアニストとは思えないような彼の思考の深さと独創性をぜひ感じ取ってください。
(録音が上手くいかずピアノの音が割れている点につきお詫びいたします。)